建設現場をもっと安全に、もっと効率的に。ミヤベが進めるDX改革。建設業の「当たり前」を変える!

建設業の「当たり前」を変える。ミヤベのDX推進が描く、新しい働き方

「以前と比べると、業務の負担が減ったね」

ある日、現場から戻った社員が何気なくつぶやいた一言。その背景には、山口県岩国市に拠点を置く株式会社ミヤベが数年前から本格的に取り組んできた「DX推進」という大きな挑戦がありました。


地域インフラを支える、ミヤベという会社

道路工事、土木工事、建設工事を通じて、地域の暮らしを支えてきた株式会社ミヤベ。豪雨や地震といった災害が起きれば、復旧工事の最前線に立ち、地域の「日常」を一日でも早く取り戻す役割を担ってきました。

そんな私たちが今、最も大切にしているキーワードがあります。

これは単なるスローガンではありません。建設業界が長年抱えてきた課題と真正面から向き合い、働く人の未来を本気で考えた結果、たどり着いた言葉です。

建設現場の「きつい」を変えるために

建設・土木の仕事と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか。

正直なところ、「きつい・危ない・休みにくい」という印象を持つ人は少なくないかもしれません。実際、屋外での作業が多く、夏は猛暑、冬は厳しい寒さとの戦いになります。重機や大型車両が行き交う現場では、常に安全への配慮が求められます。

さらに、現場での技術的な作業だけではありません。図面のチェック、書類の作成、発注業務、写真整理など、技術者が担う事務作業も膨大です。

「危険な作業はできるだけ減らしたい」
「もっと効率的に仕事を進めたい」
「社員が安心して長く働ける環境にしたい」

こうした想いから、ミヤベでは従来の「当たり前」を一つずつ見直すことを決意しました。その中心に位置づけられたのが、デジタルの力を使って業務や働き方そのものを変えていく「DX推進」という取り組みです。

「DX推進課」は、現場の困りごと解決チーム

2020年代に入り、多くの企業が「DX」という言葉を掲げるようになり、ミヤベにも新しく「DX推進課」というチームができました。しかし、ミヤベのDX推進課が目指しているのは、最新のITツールを導入して終わり、ということではありません。

DX推進課の役割を一言で表すなら「現場の困りごとを、デジタルと仕組みで解決するチーム」です。

現場の声を丁寧に拾い上げることから始まります。「なぜこの作業が大変なのか」「どこにムダやリスクが潜んでいるのか」を一緒に分析し、本質的な課題を見つけ出します。

そして重要なのは、「ITツールを入れて終わり」ではなく、「業務フローそのものの見直し」まで踏み込むこと。現場で本当に使いやすい形に落とし込むまで伴走し、社員の声を聞きながら改善を重ねていく。それがミヤベのDX推進の特徴です。

デジタル化で変わる、現場の日常

具体的に、どのような変化が現場で起きているのでしょうか。

報告・連絡のオンライン化

社員全員にPC、携帯電話を貸与し、日々の出退勤、休日申請等のほか、工程表や日々の作業内容、安全上の注意点などをオンラインで共有が可能となりました。事務所に戻らなくても必要な情報が手元で確認できるようになりました。移動時間の削減は、そのまま作業効率の向上につながっています。

事務作業の効率化

これまで手作業で行っていた書類作成や写真整理などを、デジタルツールで効率化。「残業の原因」となっていた事務作業の負担を大幅に軽減しています。

何よりも大切な「安全」のために

ミヤベが何よりも大切にしているのは、「地域の安全」と「現場で働く人の安全」です。DX推進の取り組みは、この安全面の強化にも直結しています。

危険箇所の情報共有

作業前ミーティングで共有した危険ポイントや、過去のヒヤリ・ハット事例をデジタルで蓄積。誰でもいつでも振り返れるようにすることで、同じミスの再発を防ぎます。

現場写真を用いて作業前ミーティングのようす

工程の見える化

どのタイミングで、どの場所で、どの作業が行われるのかを「見える化」することで、重機と人の動線が交差するポイントなど、安全上のリスクを事前に洗い出しやすくなりました。

ドローンによる測量

災害復旧の現場は、実際に行ってみないと状況がわからないケースがほとんどです。災害復旧の主力として活動するミヤベにとって、過酷な現場を避けることはできません。

そこで導入したのが、最新のドローンです。植生で人の目からは確認できない危険箇所も、ドローンでの測量により「見える化」が可能に。社員への負担や危険な作業を大幅に減らすことができるようになりました。

災害時の情報共有

災害発生時には、現場の状況や道路の寸断状況などを迅速に共有することが求められ👆。デジタルツールの活用によって情報のやり取りがスムーズになり、より安全かつ迅速な対応が可能になっています。

「危ないから気をつけよう」という精神論だけではなく、「どうすれば危険を減らせるか」を全員で考えるための土台として、DXが機能し始めているのです。

制度とDXの掛け算が生む、本当の働き方改革

ミヤベは制度面でも働き方改革を進めてきました。完全週休二日制の導入や、働きやすさに関する各種認定の取得など、形としての整備は着実に進んでいます。

しかし、制度だけを整えても、現場の業務が変わらなければ意味がありません。「休めるはずなのに休めない」というギャップが生まれてしまうからです。

そこで重要になるのが、DX推進による「業務そのものの改革」です。

残業の原因となっている事務作業を見直す。人にしかできない仕事と、機械やデジタルに任せられる仕事を整理する。属人化していた業務を標準化し、誰でも引き継げる状態にする。

こうした一つひとつの改善が、本当に休みを取りやすい職場、ライフイベントとも両立しやすい職場づくりにつながっています。

「自分の健康や家族を大切にしながら働ける会社でありたい」

その想いが、DXの取り組みの根底にあります。

人が大切にされる、働き方の未来

DX推進課が描いている「働き方の未来」とは、決して「人がいなくても回る現場」を目指すものではありません。

人が大切にされ、人にしかできない部分に集中できるようにするためのDX。それがミヤベの考え方です。

危険で過酷な作業は、機械やデジタルの力で軽減する。情報のムダや重複を減らし、時間と心の余裕を生む。休みを取りやすくし、長く働き続けられる職場にする。世代を越えて学び合える環境をつくる。

こうした一つひとつの積み重ねが、「現場がもっとラクに、もっと安全に。」という言葉を、単なるスローガンから「日々の実感」へと変えていきます。

これからの建設業で働くということ

建設業は、地域の暮らしを支える仕事です。道路も、橋も、トンネルも、私たちの日常は多くのインフラによって成り立っています。

そしてそのインフラを支えているのは、現場で汗を流す一人ひとりの技術者です。

ミヤベは、そんな技術者が「この会社で長く働きたい」と思える環境をつくることに本気で取り組んでいます。DX推進課の存在は、その決意の表れです。

建設業界には、まだまだ変えられることがたくさんあります。「昔からこうだから」という理由で続けてきた慣習も、少しずつ見直されています。

これから社会に出る世代の皆さんには、そんな「変化の真っ只中にある建設業界」の姿を知ってほしいと思います。

株式会社ミヤベは、これからも地域のインフラを支える建設会社として、そして社員一人ひとりの人生に寄り添う企業として、DX推進課とともに「働き方の未来」を描き続けていきます。

もし、あなたが「ものづくり」や「地域貢献」に興味があるなら。もし、「古い業界を変えたい」という挑戦心があるなら。ミヤベという選択肢を、少しでも覚えておいてもらえたら嬉しいです。

ミヤベ社員【みやんちゅ】の写真

土木業に興味のあるみなさんへ


このブログを読んでくださり、ありがとうございます。
株式会社ミヤベは、山口県岩国市を拠点に、道路やインフラをつくる土木建設の仕事を行っています。
土木の仕事と聞くと、「きつそう」「難しそう」と感じるかもしれませんが、入社する多くの社員が未経験からのスタートです。道具の使い方や作業の進め方は、先輩社員が一つひとつ丁寧に教えますので、知識や経験がなくても心配はいりません。
現場ではチームで協力しながら仕事を進めるため、分からないことはすぐに聞ける環境があります。当社では若手社員(20代・30代)も多数活躍しており、年齢の近い先輩たちと一緒に成長できる職場です。自分が関わった道路や構造物が完成し、地域の人の役に立っていると実感できることが、この仕事の大きなやりがいです。
「地元・岩国で働きたい」「体を動かす仕事がしたい」「手に職をつけたい」
そんな想いを持っている方は、ぜひ一度、ミヤベの仕事をのぞいてみてください。
採用に関するお問い合わせや会社見学のご希望は、お気軽にご連絡ください。


https://www.kk-miyabe.net/
株式会社ミヤベ
山口県岩国市 | 土木建設業
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